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今年気になる展覧会:2005年6月以降

なかなか、今年度の展覧会情報をHPでのせてくれているところが少ないので、現状でわかる範囲でのリストアップ。

*東京藝術大学大学美術館 日本におけるダダ 6/1(水)-6/18(土)

*東京都現代美術館 常設展、現代美術の50年 第一期 4/16-6/26、第二期 6/28-8/21

*東京都写真美術館 写真はものの見方をどのように変えてきたか 第2部5/28~7/18 (第4部~11/6まで)

*金沢21世紀美術館 マシュー・バーニー 7/2~8/25

*世田谷美術館 村井正誠・その仕事展 4/29(金)~8/28(日)

*豊田市美術館 ヤノベケンジ 6/24(金)~10/2(日)

*東京国立近代美術館 アジアのキュビスム 8/9~10/2

*福岡アジア美術トリエンナーレ 多重世界 9/17(土)~11/27(日)

*横浜トリエンナーレ アートサーカス(日常からの跳躍) 9/28~12/18 

*横浜美術館 李禹煥 9月半ば~?

*森美術館 杉本博司 9/17~1/9
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by thinkaboutart | 2005-06-03 11:33 | 展覧会・イベント

映画「レベッカ・ホルン」

名古屋市美術館のフライデー・ナイト・シアタープログラムで映画「レベッカ・ホルン」をみた。

無料で見れるのだが、周囲にいたのは4名ほど。180人は入る講堂なのでもったいないと思った。

レベッカ・ホルンの作品を実際見たことはおそらくない。が、チラシで気になってみた。よかった。

ハインツ=ペーター・シュヴェルフェル監督、1993年の作品、45分。
監督の視点でレベッカ・ホルンの業績をたどり、インタビューや映像作品なども随時盛りこめられているが、作品も、そして切り口も美しい。

ドキュメンタリーというよりも一つの美しい映像作品となっている。

レベッカがニューヨークに行ったいきさつ、ニューヨークでの生活、1993年のグッゲンハイムでの個展についての箇所が特に興味深い。羽、蝶の羽、ハイヒール、ピアノ、金属などを使い、機械で動かしたインスタレーションを静止画でなく動画で見せようとした作者、監督の意図がわかった気がする。

世界中を動き回り、その場その場で優れた作品を制作、展示するパワーを垣間見ることができた。

ぜひ、いつか彼女の個展を見てみたい。できれば国内で。展示作業は相当の時間とパワーと技術が必要になるだろうが、見る価値に値するだろう。

レベッカ・ホルン(Rebecca Horn 1944- ドイツ生まれ)、塩田千春も彼女の指導を受けている。
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by thinkaboutart | 2005-06-01 10:52 | 展覧会・イベント

河原温展

 ずいぶん時間は経ってしまったが、以前、豊田市美術館で「河原温」展をみた。

そのとき、わたしにとって初豊田、初河原展ということでとてもわくわくしていた。

しかし展示室に入ってすぐ、"Today"シリーズが床に墓碑のように置かれている様子を見て、大変な違和感を覚えた。

"Today"シリーズを、足元に置いて視線を下げる、隣の作品にぶつからないように気をつけながら鑑賞すると、あの作品群が持つ神秘的な面を汚しているように感じた。
また、床一面に多数の作品を並置することで、数字の羅列にとどまってしまい、歩きながら作品を自分の目線にそってたどっていくうちに、数字の意味を考えさせるあのシリーズのよさが薄れるように思えた。展示室で眺めていても、一見してその展示意図がわからず、もどってからも「?」だった。


 河原は文字で表される日付を作品に描き、その日の意味を見るものに問いかける。
年、月、日の文字だけが描かれているので、はじめその日付の意味はわからなかった。
なにか事件のあった日なのか、歴史的な日なのかと考えた。しかしわからないのだが、なにか惹かれる、忘れられない。
誰が見ても年月日だとわかる。
でもなんの日なのか、わからない。
その繰り返し。
美術館などで見かけたときは「あ、ここにもいたのね」と親しみさえ感じる。
それが彼の制作意図であり、魅力だろうか。

 解説を読み、初めてそれが河原自身が作品を制作した日付を描いたものであることがわかった。
また、豊田市美のチラシにあそこに置かれていたのが「各年の日曜日に描かれたもの」であったことがわかった。

河原はいつも日曜日に描くのかだろうか?

それとも日曜日に描かれたものだけをあそこに並べたのだろうか。

 チラシにある「日常を描く行為」。
気になるキーワード。
気になるアーティストである。

 河原温、1933年愛知県刈谷市生まれ。

 1998年1月、東京都現代美術館、河原温展《全体と部分1964-1995》
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by thinkaboutart | 2005-06-01 10:46 | 展覧会・イベント